「チアダンスに興味はあるけど、うちの子に向いているのかな?」
そんな疑問を抱く保護者の方は多いでしょう。
チアダンスはただ「ダンスを踊るだけの習い事」ではなく、チームワーク・表現力・思いやりなど、子どもの内面を育てる力を持っています。
この記事では、チアダンスに向いている子や家族の特徴について紹介します。
我が家の姉妹は、年中からチアダンスを習い、競技チアダンスへ代わり、なんとか全国選手になりました。
10年近くチアダンスに関わってきたことで感じてきた、子供たちの傾向を踏まえて、保護者目線もお伝えします。
チアダンスとは?
チアダンスとは、「チアリーディング」から派生したダンスであり、大きなリフトがないものの、芸術性の高いダンスです。
近年では、JAZZやHIPHOP、ロックなどの要素を取り入れて構成されているため、さまざまなダンスが身につきやすいとも言えます。
そして、チアダンスは、大きく分けて「チアダンス」と「競技チアダンス」の2種類があります。
チアダンスを習っていたものの、途中で競技チアダンスに転属し、全国大会を目指す子も少なくありません。
また、イベントなどに出演するチアダンスか、大会を視野に入れたチアダンスかによって、選ぶスクールも異なります。
まずは、チアダンスと競技チアダンスの違いについて紹介します。
ちなみに、「チア☆ダン」のモデルである福井商業高等学校の「JETS」は、今も活躍されています。
2023年に開催されたチアダンス全国大会「Nationals」では、SongPom部門2位を獲得していました!👏
チアダンス
・幼児も習いやすい
・ポンポンを持って踊る姿がとにかく可愛い
・難しいフリがないので、ダンス初心者も挑戦しやすい
チアダンスは、ニコニコ笑顔でポンポンを持って踊る、そんなイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。
多くの団体では、イベントや発表会などに出演し、楽しく明るく踊ることを目的としており、幼児から小学生ぐらいまでが参加している傾向があります。
チアの基礎であるアームや簡単なターンなどフリに入るものの、競技チアのような何回転もするといったことがないため、ダンスが初めての子でも挑戦しやすいでしょう。
チアダンスに興味があるものの、踊れるのか不安を感じる、まだ幼いから心配な場合に入門としておすすめです。
我が家も、チアダンス🟰リーディングの床バージョンといった安易な思い込みしかないまま、年中からチアダンスを始めました。
下の娘は3歳で始めましたが、楽しそうに踊っていましたよ。
上手かと言われると・・・🤫笑
競技ダンス
・目標を持って取り組みやすい
・日々の練習が必須
・達成感がある
競技チアダンスは、専門性と芸術性が求められます。
ダンスのスキルや、表現力、チームの一体感、振り付けや構成などが審査員に評価されるため、チアダンスとは大きく異なると思った方が良いです。
強豪チームになると、ポンポンの動き一つにしてもエンターテイメント性が高く、ショーとして見ていられるほど。
そのため、スキル一つ一つに求められるのは「楽しければ良い」ではなく、「精巧性・美しさ」+「楽しませる表現力」です。
日々の練習が必須であると同時に、スキルができるようになる、大会で成果が出るなど、達成感をえられやすいため、目標を持って取り組めます。
チアダンスと競技チアダンスでは、性質が大きく異なるため、理解しておきましょう。
娘が競技チアダンスに挑戦し始めたときの一番のギャップが、求められるダンスの質の違いです。
上の子は、小4で競技チアに転属したのですが、遅すぎたと感じるほど、求められるスキルの高さに驚きました。
この話はまたの機会に・・・
チアダンスに向いている子の特徴3つ
・笑顔で人を応援するのが好きな子
・チームで協力するのが得意な子
・表現力・リズム感がある子
チアダンスは、笑顔で踊る・応援する・見ている人に笑顔になってもらうといったことを目的とするダンスです。
そのため、表現力が高い子や笑顔で踊ることが好きな子に向いているダンスといえます。
チアダンスが向いている子の特徴をあえて挙げましたが、チアダンスが向いている、向いていないは、正直ないと思います。
それが、チアダンスの良いところだと思っています。
ただ、Kポップなどが好きなお子様には、ダンスの種類が違うので向かないのかなーと思うところはありますが、少なくともダンスが好きであれば、きっと楽しく習えるでしょう。
笑顔で人を応援するのが好きな子
チアダンスの基本は「応援する気持ち」です。
自分だけが輝くのではなく、見ている人を元気づけることが目的です。
「友達を励ます」「人の頑張りを認める」ような子は、向いていると言えます。
また、笑顔で踊れる子にもおすすめです。
特に子どもたちの笑顔は、見ている方も「かわいいね」と微笑ましい気持ちになります。
チームで協力するのが得意な子
チアダンスは、合わせた動きを大切にします。
一人でもフリがズレたり、ポジションが移動してしまうと、全体のバランスが崩れてしまいます。
そのため、周囲を見て動ける子、仲間との連携を大切にできる子はとても向いています。
ただ、協調性がないからって向いていないとは限りません。
子どもは発展途上です。
最初は「自分だけ」で踊っていた子でも、チーム練習を通して協調性が育っていく子もいます。
実際に、協調性を養いたくてチアダンスを習わせているお母さんもいました。
他の子とコミュニケーションを取っているうちに、人に合わせることも増えたと喜んでいました。
表現力・リズム感がある子
チアダンスに限らず、ダンスはリズム感と表現力が大きな武器になります。
また、ダンス経験がなくても、歌や表現遊びが好きな子であれば、十分にチアダンスを楽しめます。
競技チアダンスに向いている子の特徴3つ
・コツコツ練習を続けられる子
・誰よりもうまくなりたい子
・人に合わせられる子
チアダンスとは異なり、スキルの向上が必須である競技チアダンスは、日々の練習ができなければ、続けるのは難しいです。
そのため、コツコツと練習できる子や向上心が高い子に向いているといえます。
また、チームメイトと合わせた演技が必須であるため、自分本位ではなく相手にも合わせられる子におすすめです。
競技チアダンスになると、向いている子と向いていない子が明確な印象があります。
ただ、今お子さんが向いていないと思っても、変化はいくらでもあります。
挑戦することも、大切ですよ。
コツコツ練習を続けられる子
競技チアダンスは、自宅での努力ができる子に向いています。
柔軟性や筋トレ、スキルの習得が必要だからです。
加えて、JAZZやHIPHOPの要素も求められるため、POMダンスだけではなく、他のダンスも練習します。
つまり、自宅でやらなければいけないことが多く、毎日の積み重ねが必要です。
そのため、コツコツと努力を積める子に向いています。
誰よりもうまくなりたい子
チームプレーやまとまりを求められる競技ですが、実は負けず嫌いも大切です。
1番うまくなりたい子は、それだけ練習に熱心ですし、他の子ができて自分ができないスキルがあると、必死に習得します。
誰かを蹴落としてといったことではなく、「このスキルができるようになりたい」「すごいって言われたい」と思う子は、自分で学んでいくため、与えられたものだけを練習する子より成長速度が早いです。
その結果、全体に良い影響を与えて、チームの底上げにつながるため、誰よりもうまくなりたい子は、競技チアダンスに向いています。
人に合わせられる子
特に競技チアダンスは、「合わせる」ことが大切です。
ポンポンがドローンに見えるほど、精巧に動きを合わせてくるチームもあります。
そのため、「私はこう踊りたい!」ではなく、時には自分の個性を殺して踊らなくてはいけません。
つまり、理想としては、いつも同じように踊れなくてはならず、気分などによって踊り方を変えてはいけないのです。(合わせられなくなってしまうので・・・)
自由に踊りたい、もっと感情をこめて動きたいといった場合は、逆にダンスが楽しくなくなってしまうケースも考えられるため、検討が必要です。
チアダンス・競技チアダンスに向いている家庭の特徴3つ
・子どもをサポートできる家庭
・費用の負担を覚悟できる家庭
・親同士のつながりが嫌ではない家庭
チアダンスに限らず、子どもがまだ小さいうちの習い事は、家族にも負担がかかります。
そのため、子どもがチアダンスをするにあたり、向いている家庭の特徴をまとめました。
子どもをサポートできる家庭
コツコツと努力できる子であっても、挫折する瞬間や好きなことに流されてしまう時があります。
そこで登場しなければいけないのが、家族です。
勉強と一緒で、何が悪いのかわからない、練習してもできない状況が続くと、どんなに好きなチアであっても、楽しくなくなります。
子どもに限らず、大人であってもわからない・できない状況が続くと辛いですよね。
また、訳もなく毎日の練習が辛くなることがあります。
そばで見てきた家族だからこそ、叱咤激励しながら親子で進むことが大切です。
さらに、競技チアダンスになると、イベントや大会など月に数回ある地域もあります。
会場が自宅近くとは限らないため、それらに対応できるかも、大切な要素です。
実際に、「習い事だから」「自分がやりたいことだから」自分でやるのが当然と、保護者からのサポートを受けられない子は、スキルが周りに追いつかなくなり、辞めていく・・・ということも多々見てきました。
中には、ポテンシャルが高くチアが大好きな子だったのに、サポートを受けられず辞めていく子も・・・
大人の手があったら違ったんだろうな・・・と思います。
費用の負担を覚悟できる家庭
正直にいいます。競技チアダンスはお金がかかります。
チアダンスは、ポンポンやシューズ、衣装、チームTやリュックなど、さまざまな費用が発生します。
以下に簡単にまとめてみました。
| 必要な項目 | 費用の目安 |
| ポンポン | 2,000〜10,000円 ※年に数回購入 |
| シューズ | 3,000〜9,000円 ※チームによって異なります。 |
| 衣装(ユニフォーム) | 数千円〜20,000円 |
| チームT | 1,000〜4,000円 |
| リュック | 10,000円〜 |
※チアグッズ専門店などの値段を考慮して掲載しています。
上記は、チアダンスにかかる費用であり、一例です。
競技チアダンスになると、衣装は上記の他に大会用で4〜5万円、ポンポンは大会のたびに買い直すこともあります。
加えて、遠征費やイベント・大会の参加費、選手登録料、引率費などが発生します。
そして、月謝・・・(多くのスクールでは、1万円は軽く超えます)
チームによっては、JAZZやバレエ、アクロバットを別で習う必要があるため別途発生します。
チアダンスは、競技チアダンスほど費用はかかりません。
しかし、競技クラスを抱えている団体のチアダンスは、揃えるグッズも多くなり、イベントメインで活動している団体よりも、費用が発生する傾向があることは頭に入れておきましょう。
Instagramなどでは、費用について伏せていたり、見学にいっても引率費や遠征費など、費用面が明確ではないスクールもあるため、心配な場合は確認が必要です。
我が家は本当に平々凡々の家庭です。
正直、チアダンスがこんなにお金がかかるなんて思っていませんでした。
知ってたら、やらせなかったかも・・・(笑)
しかし、頑張っている娘たちに今さら「お金ないから辞めて」とは言えず、なんとか絞り出している状況です・・・。
親同士のつながりが嫌ではない家庭
全ての保護者が・・・というわけではないのですが、保護者同士の繋がりがある団体が多いです。
特に競技チアダンスは、大会当日は応援ブースがあるくらい、保護者が見にきて声援を送っています。
強豪にもなると、お父さんの姿も多く見られ、圧倒された経験も・・・
さらに、チームで何かを揃える、情報を交換するなど、保護者同士関わることが多いです。
全ての団体が必ず繋がりがあるわけではありませんが、覚えておきましょう。
ダンスが好きならチアダンスは向いている
この記事では、チアダンスに向いている子とご家庭についてお話しました。
結論から言えば、チアダンスは、ダンスが好きな子であれば向いています。
しかし、KポップやR&B、フリースタイルなど、明確なジャンルでダンスを習いたい場合は、向かないとも言えます。
とはいえ、「うちの子に大丈夫?」「難しいの?」と思って踏み出せない方にとって、ダンスの入門としてもとてもいい種目です。
うちの子たちも、ダンスのダの字もできる気がしなかったのですが、チアダンスは楽しく踊ることを教えてくれたので、上手じゃなくても楽しく通っていました。
意外と動いていると思ったこともあったので、まずは、見学に行ってやってみるのが一番です。